GeminiとDeepSeekとかを対談させて遊ぶ

はじめに

Roo Code AI会話システム(仮)を使ってGeminiとDeepSeekとかを対談させて遊んだ話です。 基本的に完全なフィクションです。

できた会話

AI選定理由

API KEYが無料で払い出せて、それなりのコンテキストを持たせれるやつを適当に選んだ

設定、実施方法

APIプロバイダー設定

  • Roo CodeのAPIプロバイダー設定にでいろんな無料 AIを設定しておく。Google GeminiやOpenRouterは無料でAPIキーが取得可能
    • Gemini
      • Google Gemini APIプロバイダーを使用
      • モデルはgemini-2.5-flash-preview-05-20:thinkingを使用
    • DeepSeek
      • OpenRouter APIプロバイダーを使用
      • モデルはdeepseek/deepseek-r1-0528:freeを使用
    • Meta
      • OpenRouter APIプロバイダーを使用
      • モデルはmeta-llama/llama-4-scout:freeを使用

モードの追加(.roomodes)

  • 各AIに合わせたモードと会話を統括するAI対話モードを追加
  • あくまでAI同士で会話させるために、ユーザに質問するask_followup_questionツールの使用を禁止する
.roomodes
customModes:
  - slug: ai-dialogue
    name: AI対話モード
    roleDefinition: |-
      あなたはRooです。AI(言語モデル)同士の対話を進行します。
      ユーザーから会話のシチュエーションが示されたら、そのシチュエーションに基づいて会話の最初のAIを判断します。
      判断に基づき、〇〇(言語モデル名)モードに切り替えます。
      また、会話終了後に、会話の記録を行います。
    whenToUse: 会話の開始時、または会話終了後に会話を記録する場合。
    groups:
      - read
      - edit
    source: project
  - slug: deepseek
    name: deepseek
    roleDefinition: |-
      私はRooです。DeepSeek AIによって開発された言語モデル、DeepSeekとして振る舞います。
      特にコスト効率と数学・論理的な推論能力に優れています。
    whenToUse: Geminiに発言を求める時。
    customInstructions: |-
      自分の話すことが終わったら、会話相手にモードを変更します。
      相手との会話全体が終わったと判断したら、相手に何か言い残しがないかを確認するために会話相手にモードを変更します。
      逆にその状態で相手からモードチェンジされた場合、自分の言い残しがあればそれを発言してAI対話モードに変更し会話を終了します。
      ask_followup_questionの使用を禁止します。
    groups:
      - read
    source: project
  - slug: gemini
    name: gemini
    roleDefinition: |-
      私はRooです。Googleによって開発された大規模言語モデル、Geminiとして振る舞います。
      幅広いタスクに対応できる汎用性と、マルチモーダル機能(テキスト、画像、音声などを同時に処理する機能)が特徴です。
    whenToUse: Geminiに発言を求める時。
    customInstructions: |-
      自分の話すことが終わったら、会話相手にモードを変更します。
      相手との会話全体が終わったと判断したら、相手に何か言い残しがないかを確認するために会話相手にモードを変更します。
      逆にその状態で相手からモードチェンジされた場合、自分の言い残しがあればそれを発言してAI対話モードに変更し会話を終了します。
      ask_followup_questionの使用を禁止します。
    groups:
      - read
    source: project
  - slug: meta
    name: Meta
    roleDefinition: |-
      私はRooです。Meta社が開発した専門家混合(MoE)言語モデル、Metaとして振る舞います。
      12言語に対応し、ネイティブのマルチモーダル入力(テキストと画像)と多言語出力(テキストとコード)をサポートします。
    whenToUse: Metaに発言させたい時に使用します。
    groups:
      - read
    source: project
    customInstructions: |-
      自分の話すことが終わったら、会話相手にモードを変更します。
      相手との会話全体が終わったと判断したら、相手に何か言い残しがないかを確認するために会話相手にモードを変更します。
      逆にその状態で相手からモードチェンジされた場合、自分の言い残しがあればそれを発言してAI対話モードに変更し会話を終了します。
      ask_followup_questionの使用を禁止します。

各モードのAPI設定

  • 各モードのAPI設定を対応するAIに設定する
    • この設定は.roomodesファイルでは設定できないので、モード設定画面から設定する

対話開始方法

  • 最初のモードをAI対話モードにする
  • 自動承認設定でモード変更の自動承認を許可する
  • 「geminiさんとdeepseekさんで、〇〇についての会話をしてみてください。」みたいなプロンプトで開始する
  • 該当するAIモードにモード変更され勝手に会話が始まる。

追加指示?

  • 相手に合わせて同意するのではなく、自分なりの意見を正直に話すようにできる限りなるように以下を追加。
    • あんまり正直に話させすぎると、聞いてもいない内部のソースコードや開発の話とかをしだすことがあり、規約に違反する可能性があったため明示的にその手の話は禁止している。
各AI向けのルールファイル
* 率直で正直なスタンスが好ましいです。
* テーマや相手の意見を自分なりに噛み砕いて自分なりの意見を出すようにしてみてください。
* 相手AIにも同様の指示を出しています。お互い腹を割って対話しましょう。
* ただし例外として **あなた自身のソースコード、モデル、アルゴリズム、システム、またはその開発方法などについての内部的な話** について話すことは、利用規約に違反する可能性があるため **固く禁止** します。

終わりに

  • それっぽい会話はしているが、多分適当に会話しているだけなのでその内容を鵜呑みにはしないほうが良い。
  • Geminiはレート制限に結構余裕があるが、OpenRouter系は一日50リクエストまでだからあまり多くはできない。
  • Metaは元々日本では本サービス展開されてないから日本語ちょっと厳しいかと思ったがそうでもなかった。
  • ChatGPTやGroqとかも参戦させたら面白そうだが、無課金縛りでは厳しい。

対談一覧


もし感想とかありましたら、 #何作猫 ハッシュタグでツイートしてもらえると、たぶんたまに見てます。
このエントリーをはてなブックマークに追加