何か作りたい猫

roo code会話システム(仮)

はじめに

roo code AI会話システム(仮)とは？
- 自分が勝手に考えた、roo codeのロール機能を使ってAI同士を何かのキャラクターとかとして会話をシミュレーションさせる仕組みです

シミュレーションしてみた会話の例

roo code とは

roo codeとは、VS Codeの拡張機能で、AIとの対話を通じて様々なタスクを自動化・シミュレーションするためのツールです。特に「ロール機能」や「モード」といった機能を使うことで、AIに特定の役割や性格を与え、より高度でパーソナライズされた対話や作業が可能になります。

roo codeの公式サイト

roo codeを使った会話のシミュレーション方法の例

手順1 会話させたいキャラの追加

Architectモードにする
プロンプトで以下のように依頼する
- 新しいrooのロールを追加して欲しいのですが、〇〇キャラのロールを追加できますか？またその性格とかも設定できますか？
流れに従ってキャラ(ロール)を作成する
少なくとも2キャラ作成する

手順2 キャラクター対話モードの追加

プロンプトで以下のように依頼する
- 新しいrooのロールを追加して欲しいのですが、各キャラクターの会話の進行役となるキャラクター対話モードを追加できますか？
  - このロールの役割は、ユーザーから会話のシチュエーションが示されたら、そのシチュエーションに基づいて会話の最初のキャラクターを判断し、判断に基づき、〇〇（キャラクター名）モードに切り替えます。
- 流れに従ってロールを作成する

手順3 各キャラが会話切り替えできるようにする。

各キャラのrole定義の最後に以下の文言を追加します。
- 「発言したいことが終わったら、会話相手のモードに切り替えます。」
これがあることでいちいちキャラクター対話モードに戻らずにスムーズに会話が進む

手順４新しいセッションでキャラクター対話モードから会話を開始する

新しいタスクセッションを立ち上げる
キャラクター対話モードに切り替える
自動承認をONにし、モードのチェックボックスをチェック状態にする
プロンプトで以下のように依頼する
- キャラAとキャラBが〇〇について会話しているシチュエーションをシミュレートしてください。
キャラクター対話モードが最初のキャラにロールチェンジし、キャラの会話が始まるはず。

メリット？

キャラ設定作っておけばテーマを投げるだけですぐ会話をシミュレートできる
会話一言一言毎にリクエストを投げて考えるので、その瞬間瞬間で最大の思考能力を使って会話内容を考えることになる気がする。
キャラクター毎のルールを別途持たせられる
- キャラクター毎の詳細な性格とかをそこに記載してもいい
- そのキャラが会話する時は別キャラの不要なルールをAIのリクエストに含めずに済む
- 逆にいうと、そのキャラだけの記憶的なものを作れる
キャラ毎にAIモデルも変更できるので、異なるAIモデルを会話させたりもできる。
(多分)セッションのコンテキスト的なものを共有し、交互に更新しあう形になる？(メリットか？)

デメリット

会話一言毎にリクエスト投げるので、AIのトークン消費量が多くなりがち
次に誰が話すかを最後に話したキャラが決めることになる
会話の終わりが読めない場合がある
- シチュエーション内容よっては延々と会話する可能性があるかも。

追加機能？

キャラクター対話モードに以下の機能を持たせると便利だったりするかも知れません。
- 会話記録機能
  - 会話が終わったら会話内容をファイルに記録させるようにする
- 記憶記録機能
  - 会話が終わったら会話内容から次の会話に引き継がせるべき記憶を各キャラのルールファイル(.roo/rules-role-name/rule.md)に記載させるようにする
    - 別セッションでも過去の会話の記憶を持たせて会話させることができるようになる
共通ルール(.roo/rules/rule.md)に以下を記載しておくと、会話が終わった時にキャラクター対話モードに戻ってきます
- 「attempt_completionでタスクを完了させる前に、必ずこのセッションが開始されたときのrooのロールにモード切り替えを行ってください。」

その他

新しいロールを作らせるときに、たまにgroupsにswitch_modeというのが追加されることがあるが、これがあるとロールが認識されない？ので削除した方が良い

終わりに

やってみるとなんかテキストアドベンチャーゲームみたいで面白いかも

もし感想とかありましたら、 #何作猫 ハッシュタグでツイートしてもらえると、たぶんたまに見てます。