ミルクボーイ風AI漫才その4 「ダイソー」
どうもミルクボーイです。お願いしまーす。
お願いしまーす。
あー、ありがとうございますー。ねっ。今、「使用済みの割り箸の袋」をいただきましたけどもね。
ありがとうございますー。
ありがとうございますー。ねっ、こんなんなんぼあってもいいですからねー。
一番いいですからねー。
ゆうとおりますけれどね。
うちのおかんがね、好きな「100円ショップ」があるらしいんやけど。
あっ、そうなんや。
その名前を忘れたらしいねん。
「100円ショップ」の名前忘れてまうってどうなってんねん。でもね、ほんでもおかんが好きな「100円ショップ」なんて、「セリア」か「キャンドゥ」くらいやろ、そんなもん。
ちゃうらしいねんな。
違うの！えぇ！
いろいろ聞くんやけどな、全然わからへんねん。
わからへんの。ほんだら俺がね、おかんの好きな「100円ショップ」一緒に考えてあげるから、どんな特徴言うてたかとか教えてみてよ。
なんでも、「黄色とピンクの看板で、全国どこにでもある、だいたい100円でいろんなものが買えるお店」やって言うてんねんな。
ほー、「ダイソー」やないかい！その特徴はもう完全に「ダイソー」やがな。すぐわかったよこんなもん。
俺も「ダイソー」やと思てんけどな、おかんが言うには、「入店するのに予約が必要らしい」っていうねんな。
おー、ほな「ダイソー」と違うか！「ダイソー」はね、予約なしでフラッと立ち寄って、気づいたらカゴいっぱいに買ってるねん。あれは。「ダイソー」ってそういうもんやから。
ほな「ダイソー」ちゃうがなそれ。
もうちょっと詳しく教えてくれる？
なんでも「200円とか300円の商品も結構置いてるらしい」。
「ダイソー」やないかい！「100円ショップのプライドどこ行ったんや」！俺はなんでもオミトオシやねんから！「ダイソー」やそんなもんは！
わかれへんねん、でも。
何が分かれへんねん。
俺も「ダイソー」やと思てんけどな、おかんが言うには、「店内がめちゃくちゃ広くて、地図がないと目的地にたどり着けないらしい」っていうてた。
ほな、「ダイソー」ちゃうやないかい！「IKEA」はね、「家具とか組み立てるから地図が必要やねん」！あれは！もうちょっとなんか言ってなかった？
なんでも、「買ったはいいけど、結局使わずに引き出しの奥に眠ってるものが多いらしい」。
「ダイソー」やがな。あれはもう、「買うこと自体が目的になってるからな」。「家に帰って袋から出すことすら忘れてるやつもおるんや」。あと「最終的にゴミ箱行きやからな」。「ダイソー」やそんなもん。
わかれへんねん。
なんでわかれへんのそれで。
俺も「ダイソー」や思てんけどな、おかんが言うには、「店内でクラシック音楽が流れてて、店員さんがソムリエみたいに商品の説明してくれるらしい」って言っててん。
「ダイソー」ちゃうやないか！「クラシック音楽が流れてる100円ショップなんて聞いたことないわ」！あれは「店内放送で延々と「ダイソー！ダイソー！」って流れてるだけや」！「バリスタが淹れたコーヒーなんて飲まれへん」！「ダイソー」ちゃうで！「ダイソー」ちゃうやないか。もうちょっとなんか言ってなかった？
なんでも、「レジに並んでる時に、ついつい横にあるお菓子とか買ってしまうらしい」。
「ダイソー」や！あれは「レジ横の魔力やからな」！「計算され尽くした配置や」！「ダイソー」やん絶対！
わかれへんねん。
なんでわからへんのこれで。
おかんが言うには、「店内で生演奏のBGMが流れてて、バリスタが淹れたコーヒーが飲めるカフェスペースがある」って言うねん。
「ダイソー」ちゃうやないかい！「生演奏のBGMなんて流れてない」！あれは「店内放送で延々と「ダイソー！ダイソー！」って流れてるだけや」！「バリスタが淹れたコーヒーなんて飲まれへん」！「ダイソー」ちゃうで！「ダイソー」ちゃうやないか。もうちょっとなんか言ってなかった？
なんでも、「目的のものを探しに行ったのに、気づいたらカゴいっぱいに全然関係ないものを買ってるらしい」。
「ダイソー」やないか！「ダイソー」はな、「客の財布の紐を緩める魔力があるねん」！「気づいたらカゴがパンパンや」！「レジで合計金額見てびっくりするねん」！「ダイソー」にきまり！
わかれへん。
わからへんことない！おかんの好きな「100円ショップ」は「ダイソー」！
おかんがいうには「ダイソー」ではないっていうてた。
ほな「ダイソー」ちゃうやないか！おかんが「ダイソー」ではないと言えば「ダイソー」ちゃうがな！
そうやねん。
先言えよ！俺が「客の財布の紐を緩める魔力がある」言うてるときどう思てたん？
申し訳ないなと思って。ほんまにわかれへんがな、それどうなってんねん。おとんがいうには。
おとん！
「ワッツ」ちゃうかって。
いや、絶対ちゃうやろ！もうええわ。どうもありがとうございました。
