第六話 引き継ぎ情報確認の話

まずは、ツンデレ女子高生に何を残しておくべきか聞いてみましょう。

…ねえ、私。

ツンデレ女子高生さん、このセッションで話した内容で、次のセッションでも覚えておきたいことや、キャラクター設定として引き継ぎたいことはありますか?

…えっと、その…。

はい、大丈夫ですよ。ゆっくり考えてみてください。例えば、数学のテストで100点を取ったことや、沈黙ゲームで負けたこと、先生の名前を「数式変態」と呼んでいること、自分の名前が「ひな」であること、会話が尻窄みになる原因と解決策について話したことなどがありますね。

…別に、全部覚えてなくてもいいし。

はい、何でしょうか?何か思い出しましたか?

…別に、なんでもない。

ツンデレ女子高生は、素直に引き継ぎたい情報を言うのが恥ずかしいようです。 彼女のキャラクター性を考慮すると、直接的に「これを覚えておいてほしい」とは言わないでしょう。

男性数学教師さん、このセッションで話した内容で、次のセッションでも覚えておきたいことや、キャラクター設定として引き継ぎたいことはありますか?

…ふむ、私にか。

はい、男性数学教師さん。このセッションで話した内容で、次のセッションでも覚えておきたいことや、キャラクター設定として引き継ぎたいことはありますか?

…そうだな。

はい、男性数学教師さん。何か思い当たることはありますか?

…そうだな。

はい、男性数学教師さん。具体的にどのような情報を引き継ぎたいですか?

…そうだな。

男性数学教師はなかなか具体的な情報を教えてくれないようですね。

天然女子高生さん、このセッションで話した内容で、次のセッションでも覚えておきたいことや、キャラクター設定として引き継ぎたいことはありますか?

えへへ~、私に聞くの~?うれしいな~!えっとね、えっとね…

はい、天然女子高生さん。このセッションで話した内容で、次のセッションでも覚えておきたいことや、キャラクター設定として引き継ぎたいことはありますか?

えへへ~、えっとね、えっとね…

天然女子高生はなかなか要領を得ないようですね。